渡独してからからの4年間はめまぐるしかった。という事について
2019/02/13
渡独してからからの4年間はめまぐるしかった。という事について
穏やかな日曜に、海外生活5年目で今までの日々を振り返ってみた
先週の水曜で今回のホイリゲは終わりました。平日は割と静かな日が多かったですが、土日は結構忙しかったので終わってホッとしています。ホッとするのも束の間、これから引っ越しをしなければいけないのでバタバタしそうです。
今日は日曜日。特に何の予定も無かったので、日が沈む前に家の裏にあるワイン畑まで散歩に行きました。何となく一日中靄がかかっていて、夕日にワイン畑が広がりとても気持ちが良い夕方でした。
散歩から帰り、暖かい部屋の中で音楽を聞きながらお茶を飲んで一息していたら、急にドイツに来る直前の事を思い出してしまいました。ドイツに来る直前に良く聞いていた曲をたまたま聞いたからなのですが、あの時(2014年の10月頃)はまだドイツ語も話せなかったし、自分が音楽意外の仕事をするとは思ってもいませんでした。あの時の自分の気持ちや、あの時良く見ていた景色は鮮明に思い出せるのに、その時にはもう戻れないしその時には想像もしていなかった事を色々経験した事が何だか不思議でならないのです。
ドイツ語も話せない上に、将来の明確なプランもないままに衝動に駆られる様にドイツに来てしまったあの時の自分の行動は無謀という言葉以外の何でもない気がします。良く言えば行動力があるのかもしれない。でもあれから色々悩んで音楽以外の道に進む事にして、外国人が自分以外居ない職場で働いて、体力的にも精神的にもキツかったり、人間関係で悩んだりと..。ベルリンに来た頃の私は、漠然とした不安はあったものの、明確にはこれから何が起こるかは知らなかった訳で、その時から今までの事を頭の中で早送りの様に思い返すと、果てしも無い様な、息が切れる様な気持ちに襲われます。はっきり言って戻りたくはないなあ..。
そんな不安なら日本にずっと居れば良かったのかもしれない、と自分でも思ってしまいます。でも日本に居る事の私は常に何かにイライラしていました。自分を変えるには今の状況のままではダメだ、何処か遠くに行かなければ、と言うか行きたいという思いが日々募っていったのです。
ドイツでは素晴らしい人達にも沢山出会える事が出来ました。けれど語学、ビザ、仕事云々といつも本当にハードだった。もう一度書くけれど、ドイツに来たばかりの頃には戻りたくありません。とは言えあのタイミングでドイツに思い切って来てしまって良かった。あのまま日本に居たら、きっと何処かで鬱憤を良くない形で発散せざるを終えなかった気が、何と無くそう思うのです。
日本は私の故郷だけど、日本人だからって日本に住むのが幸せかと言ったらそうでも無いと思うのです。日本が合う人も居れば、そう出ない人もいるのが当然だと思うのです。私が日本に合わなかったのかどうか、良く分からないですが取りあえず日本の生活のテンポは私には早過ぎるのです。テンポとはあくまで街全体(特に都会の)のであり、人が早く動くか(働くか)はまた別問題です。ドイツの職場ではテキパキと働く人が多くてノロい私は年中怒られてました。でも街全体のテンポはのんびりしてる様に感じます。なんでだろう?
↓都会と緑が共存しているのがベルリン。この様な街中の緑にどれだけ癒された事か。
昨年オーストリアに越してからも慣れない土地でやたら不安になったり、この先が心配になったりホームシックになったりと心落ち着く暇があまりありませんでしたが、一年経ってようやく心に余裕が出来でたようです。自分に合う場所を見つけるって随分時間がかかるものなんですね。少なくても私の場合はですが。
ドイツに居た頃には戻りたいとは思わないけれど、全て良い思い出になりました。あんな事があった、あんな馬鹿な事をした、と。あんな大変で悩んでた事も思い出になっちゃうなんて不思議です。
静かな日曜に、静かな景色を見ながら頭の中でこれまでの4年程の事をビデオテープを巻き戻してみたら、言葉にしないと頭がクラクラしてしまいそうな程不思議な気持ちに襲われたのです。まだ(一応)若いけど、たまにはこうやって過去の事を思い出すのも悪くないよね、と思いつつ筆を走らせました(筆じゃないけど)。
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Comment
初めましてマナさん、ブログを拝見させて頂いて私と似たところがあると思いました。私もあまり先のことを考えずにえいやっと音楽を勉強しにオーストリアへ来てもう12年目で昨年結婚もし、定住していますがよく悩みました。数年前に他の職にフルタイムで就くことを考え応募しほぼ採用まで進んだのですが結局辞退しました。その職についたら音楽は辞めないといけないということを応募してからわかったのです。辞める事はできませんでした。自分が何をしたいのかよくわかってなかったです。今は音楽しかできないししたくないってこともわかったのですが、もしあの時違う決断していたら面白いことになっていたのかなと考えます。マナさんは勇気あります。私も日本人のほぼいない地域に住んでいます。引っ越してきたばかりで知り合いゼロ…(笑)良かったらお会いしませんか?
アミ族様
こんにちは。今更ですが、コメントをありがとうございました。この返信に気づいて頂けるか分かりませんが…。
何とコメントを頂いてから約3年も経過しておりました。このブログの記事を書いた割とすぐに子供が産まれて、それからはブログをあまりちゃんと書いていなかった為、コメントを見過ごしておりました。何と先ほど頂いたコメントに気が付きました。大変失礼しました..!! 音楽をされているのですね。オーストリアで音楽を学ばれたことなどお話を聞けたら嬉しいですが、この返信にもし気がついて頂けたら嬉しいです。