ドイツ外国人局との奮闘記②
外国人局に行ってきました!
前回のブログに書いた通り、先日仮ビザの期限の延長&異議申し立ての為に外国人局に行ってきました。(何の異議申し立てなのかは、以前のブログを参照ください)
今回外国人局で何が出来たか、何をしたかをまとめて書こうと思います。
今回出来た事
① 仮ビザ期限の延長
これが出来なかったら、もう早急に日本に帰るしかなかったので取りあえず延長してもらえてホッとしています。とは言え今回は二ヶ月弱という短い仮ビザでした。
② Ausbildungビザが却下された事に対しての異議申し立て
仮ビザの延長はもちろん非常に大事なのですが、何よりも今回大事だったのは異議申し立てです。前回のブログに書きましたが、外国人局に行二日前にAusbildungのビザが却下された正式な通知が郵送でやっと届きました。かなりギリギリでしたが、今回その拒否にたいしての異議を申し立てしてきました。
必要な書類を窓口に出すだけ、という非常に簡単な作業でした。受付の人からは「担当者から異議申し立てに対しての手紙が行くと思うから、それを待ってて下さい。」と言われました。
今回感じた事は…
自分のドイツ語力の拙さ
前々回、初めてビザの申請に行った際にはコンサルと一緒に行きました。今回は初めてではないし、一人で大丈夫だろうと思ってコンサルに同行はお願いしませんでした。しかしこういう大事な時には、誰かドイツ語がちゃんと分かる人と一緒に行かないと危ないと思いました。
外人局の担当者(前回と同じ人)は前回よりも少々不機嫌で(散々ビザの経過についてメールで問い合わせをしたので怒ってたらしい)しかも私がドイツ語を良く理解しないものだから、結構険悪なムードになってしまいました。
担当者との会話の一部始終
私が異議申し立てについて色々質問した所、途中で彼は英語に切り替えて、そこではっきりと聞き取れたのですが、こんな事を言われました。
((仮ビザを発行してもらう際に、異議申し立てをするにはどうしたら良いのか、私はこれからどうしたら良いのか等々を担当者に質問した際の会話↓))
担当者: 「先日君が受け取った手紙(ビザ却下の通知の事)には、あと二週間で日本に帰る様にと書いてあったはずだ。もっとちゃんと手紙を読みなさい。」
私: 「いや、読みました!私は本当に日本に早急に帰らなくては行けないのですか??」
担当者「そうだ」
…..と良いながら彼は私に二ヶ月のビザをくれるのです。
担当者: 「いいかい、労働局が君のビザを却下したんだ。そこで僕は、本当はこれは僕の仕事ではなかったけれど、君の為に僕はアドバイスしたんだよ、メールで。今君が働いている会社で働く事に対してビザが却下されてしまった。だから僕は君に他の仕事場を探す様に、ってアドバイスしたじゃないか。けれど君は何もしなかった。だから時既に遅しなんだよ。」
私: 「?! 時既に遅し、私が何もしなかった??そんな…」
…….とまあ、この様な事を言われました。その時はとにかく頭パニック。とにかく何でこの人に「他の仕事を見つけなさい」と言われなきゃいけないの?と思いました。その後混乱しつつも、なんとかちゃんと異議申し立てはしました。
今回最初っから担当者は前々回とは全く違って親切そうではありませんでしたが、でも私のドイツ語能力がもっと高かったなら、全然違う対応になったはずです。そう思うと、これは自分の責任であり、それが悔しくて悔しくて仕方がありませんでした。
そこで私は誓ったのです。いつかこの人(そして外人局とか、私のビザ却下した人達諸々)をぎゃふんと言わせてやろうと。その為にはそうですね、嫌になっちゃうくらいの勉強と、努力と、打たれず良く成る事、が必要なんだろうけれども。
という程、自分の責任だと分かっているからこそ、今回の外国人局訪問(というか担当者の態度)は非常に悔しいものとなりました。
でもへこたれませんよ。これをバネドイツ語の勉強に精進しようと思ってます。
*後からコンサルに電話で確認した所、仮ビザを貰ったのだから仮ビザの期限までドイツにいる事は勿論出来る。担当者に「あなたの仕事を帰るべきだ」等言う権利はない、との事でした。
これから私がすることは?
これで取りあえずあと二ヶ月弱はドイツにいられる訳です。なのでAusbildungは続けます。
あとは異議申し立てに対しての返答を外人局から待っています。
いや、本当に待つ事が多いです。前回も「ビザ却下の通知」が来るだけで二ヶ月半程かかりましたので、今回も恐らく長らく待たされる事と思います。なかなか良い気持ちはしませんね。
けれどもこればっかり考えてても仕方ないので、今の状況で出来る事になるべく専念しようと思っています。
最後に
とは言え、私は実は先月までビザノイローゼの様な状態でした(笑)なんでビザが貰えないのか、なんて私の状況は不安定なんだろう..等々。いや、勿論今も気になって仕方がなくない訳ではありません。でも先月仕事をしている時にふと気がついたのです。
「なんで私はビザが中々貰えないからって、こんなに不安なのだろう?不安に心が支配されて、今目の前の事に満足出来てないんじゃないか?こんなに色々な経験ができているというのに、なんてもったいない事をしているんだろう!」と。
気がつくのが少し遅かったか、とも思いましたが、でも気付けただけ良かった。もっと先を見越して、とにかく毎日やれる事を、出来る事をこなしていこう思っています。
でも..早く通知が来ると良いな。
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