園芸のAusbildungをしてます!ーどのようにしてAzubiになったのか①
2016/01/20
私がAzubi(アズビ)になるまで
今回はどうやって今の仕事場を見つけ働ける事に至ったのか、その経緯を書いてみようと思います。
Ausbildungをしようと思い立ってからやったこと
その①: Ausbildungを実施している会社をネットで調べ始めた
一番最初は何から手を付けていいか分からなかったので、Ausbildungという言葉をネットで検索してみました。すると実際にAusbildung制度を用いて、研修生(Azubi)を募集している会社の情報が出てきました。実習生になるにはその様な会社に直接応募するらしいという事が分かったので、まずは自分が興味がある会社を探す事にしました。その際に良く使用したサイトは「meinestadt」というサイトです(ドイツ語です)。他にも色々なサイトを見ましたが、このサイトが一番見やすく使いやすかったです。
↑このサイトは興味のある街を選択すると(例えばベルリン、ミュンヘンなど)求人情報の他にも、住宅情報やその他色々そも街の情報を見る事が出来きる。
このmeinestadtのAusbildungの求人情報を見ると、何の種類のAusbildungをしたいのかを選択する項目が出てきます。私の場合は「Mit Pflanzen & Tier ( 植物と動物)」の項目を選択しました。そうするとAzubiを募集している植物、動物関連の会社の求人情報が出てくるのです。
その②: 履歴書LebenslaufとモチベーションレターAnschreibenを作成した
興味がある会社が幾つか見つかったら、次は履歴書の作成に取りかかりました。ドイツ語では履歴書をLebenslaufと言います。Lebenslaufには名前、生年月日、住所、学歴、職歴などを記載します。それから写真を貼ります。ドイツの場合は笑顔の写真が良いとの情報を得たので、自宅で義姉に笑顔の写真を撮って貰いました。私は植物が大好きなんです!っていう気持ちを込めた笑顔で(笑)
Lebenslaufを作る際は、こちらのサイト: Briefform.deを使用しました。テンプレートに自分の名前や学歴などを入力すれば良いので、一から自分で作成するより間違える心配も無い上に、遥かに楽でした。
作成が大変だったのはAnschreiben(アンシュライベン)の方でした。これは英語だとカバーレターに当たる者です。何故この仕事をしたいのか、なぜこの会社で働きたいのか、自分のアピールポイント等々を書かなくてはいけません。アピールポイントと言っても私の場合は特に無かったので…と言うのも日本では全く別な仕事をして来た訳で、ドイツ語も流暢ではない。となると、いかに熱意を持っているかを書くしかありませんでした。私はとっても植物が好きで、とにかく園芸家として働きたいんだ!!という意気込みを会社に伝わる様に書きました。書き終わった後は勿論ネイティブチェックをお願いし、一週間弱でようやくLebenslaufとAnschreibenを作り終えました。
Anschreibenを作成する際はこのサイト: Ausbildungs Park を参考にしました。内容をそのまま真似する訳にはいきませんでしたが、どういう事を書くべきなのかを知る事が出来ました。
その③: 興味がある会社に片っ端から履歴書を送りまくった
履歴書が完成した後は、興味のある会社に履歴書を送りまくりました。送りまくった、と言っても、始めは一通送り様子を見ていました。しかし数日経っても、何の連絡もない。一週間程経った頃に「これは幾ら待っていてもだめだ、とにかくあちこちに送らなくては!」と気付き、そこからは毎日数社ずつに履歴書を送り続けました。当時私はベルリンに住んでいたので、始めはベルリン近郊の会社に限って送っていたのですが、ベルリン近郊の植物関連の会社と限ってしまうと数があまりありません。なので徐々に遠い街の会社にも送り始め、最終的にはドイツ全国の会社に送っていました。業種を絞っていたので、最終的に履歴書を送ったのは20〜25社程だったと思います。
ちなみに履歴書を発送する際は、履歴書とカバーレターの他に大学の卒業証明書、成績証明書の英語版のコピーを同封しました。
その④: 会社側の反応を待った
約3週間程の間、あちこちに履歴書を送り続けました。これでもか!って言うくらい送ってみれば、きっと何処かから返答があるはずだ…..と思いつつも、中々どこからも返答が無いと、これはやっている意味があるのだろうか?とさえも思ったりもしてました。もう既に結構な数の履歴書を送り終えた頃に、ぽつんぽつんと数社から連絡が来始めました。当たり前ですが始めは「残念ながら他の人に決まってしまいました。」「あなたのドイツ語レベルでは難しいと思います。」と言う、残念ですが通知ばかりでした。
その⑤: 面接に行ける事に!!
なかなか良い返事が来ないので諦めていた頃、また一通のメールが来ました。きっとまた ”残念ですが” 通知だろうなと思いつつメールを読んでみると「我が社に興味を持ってくれてありがとう。早速ですが今週の金曜日、11時頃なら面接が出来ますが、どうですか?あなたの予定を教えて下さい。」という、面接に来て良いというメールだったのです!もう諦めかけていたので、本当に嬉しかった事を良く覚えています。嬉しさに酔いしれている暇はなく、さっそく面接の準備にとりかかりました。
次のブログでは面接がどんなだったかを紹介します!
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