Manablick

オーストリアのビオワイン農家に嫁いだ元ピアノ講師、高田マナのブログ

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オーストリアのワイン畑を写真で紹介

      2020/04/03

オーストリアのワイン畑

前回のブログから又しばらく時間が経ってしまいました。今回はオーストリアのワイン畑について、大まかに説明して行こうかと思います。

オーストリアのワイン畑

まずは写真をどうぞ

百聞は一見にしかずと言う事で、四季それぞれのワイン畑の写真をまずは見てみて下さい。


上から順番に、春、夏、秋、冬と四季のワイン畑の写真です。どの写真もゾース村のワイン畑です。地形は変わってもどこのワイン畑もこの様な感じです。一応、オーストリアのワインどころとして有名なバッハウ地方のワイン畑の写真も一枚紹介します。私自身が日帰りで夏に行った時に撮った写真です。

ゾース村と違って、山の斜面に面しても葡萄畑が広がっています。この地方ではトラクターでの管理が難しいので、手作業で作業しなければならず、それに伴ってワインの値段もお高い様です。一面のワイン畑は圧巻でした。

オーストリアでは垣根仕立てが主流

上記の写真をご覧になるとお分かりになると思いますが、どのワイン畑も割と背が低い、まるで垣根の様な葡萄樹が広がっています。その名の通り、この様な葡萄樹の仕立て方法を垣根仕立てと言います。

写真を見ての通り、長い杭にワイヤー(針金)が幾重にも張り巡らされています。太い杭とは別に、葡萄樹一本につき一本ずつ棒が立っており、その棒に一本一本の葡萄樹を固定していきます。伸びてきた葉と枝は、ワイヤーの中に伸びていきます。蔓性の葡萄の木は、放っておくと四方八方に伸びてしまいます。この様に仕立てる事によって、ワイヤーの中に綺麗に枝が伸びていくのです。とは言え、自然にワイヤーの中に綺麗に枝が伸びてくれる訳はないので、枝が伸びてきたら定期的にワイヤーの中に枝を入れ込む作業は必要になってきます。

ヨーロッパのワインどころに実際足を運んだことの無い方でも、テレビ等でこの様な光景を目にした事がある方も多いのでは無いかと思います。私自身、ワイン畑とはこう言うものだと思っていたので、初めてゾース村のワン畑を見ても、特に不思議に思いませんでした。しかし日本から家族や友人が遊びに来た際に「こちらのワイン畑って背が低いんだね。」と言われ「?」となりました。と言うのも、日本のワイン畑はこの様な垣根仕立てで無くて、棚仕立てと言う仕立て方法を取っているからなんですね。棚仕立てとは、ブドウ狩りに行ったことのある方ならわかるかと思いますが、頭上に枝が幾重にも伸びていて、収穫する際には上を向いてする感じです。または藤棚などを思い浮かべてもいいかもしれません。ちなみにサントリーさんの「ワイン作りの現場から」と言うサイトに良い写真が載っておりました。興味のある方はご覧ください→https://www.suntory.co.jp/wine/nihon/blog/

このサイト、と言うかブログ、私自身にとってもとても勉強になり、楽しんで読ませてもらっております。サントリーは言うまでもなく大きな会社ですので、ワイナリーの規模も当たり前ですが大きい様です。我が家の様な小さな、すべて手作業でのワイナリーと全く違うので、とても興味深いです。

なんで日本では垣根仕立てが主流では無いのか?

ヨーロッパには多くのワインどころがありますが、ほとんどがオーストリア同様、垣根仕立て方法を取っている様です。この仕立て方法を取る利点としては何と言っても、作業がしやすいと、つまり合理的に仕事が出来る事に尽きる様です。収穫も、摘葉や剪定などもしやすい。トラクターで農薬等を散布する時も合理的に散布できます。そして、そこの垣根仕立てですと、葡萄樹の背が高くてもせいぜい2メートルくらいにしかなりません。背のそんな高くない私でも大体上の方まで手が届きます。もちろん、ワイン樹の成長は非常に早いので、春から夏にかけて枝を剪定しなければ、どんどん伸びます。詳しくは次回のワイン畑の四季の仕事で記そうと思います。

では何故日本では仕立ての面倒な棚仕立てが主流なのかと調べてみたところ、雨の多く湿気の多い日本では、垣根仕立てにしてしまうと風通しが悪くなり、病害虫が発生しやすくなるそうなのです。棚仕立てにすれば風通しが良くなるのです。梅雨があり、一年を通して湿気の多い日本で葡萄栽培をするのは本当に大変だと思います。

所で私は日本のワイナリーをちゃんとみたことがない!と言うのも…

日本のワイナリーやワイン畑については本やネットで調べた事を元に書きました。オーストリアのワイン畑の写真はたくさんあるのに(ワインどころに住んでるので当たり前ですが)日本のワイナリー、ワイン畑の写真は私は残念ながら一枚も持っておりません..。

ここでタイムリーな話になるのですが、実は私たちは2月下旬から1ヶ月強日本に一時帰国する予定でいました。私の実家は神奈川なので、例えば山梨のワインどころとして有名な勝沼などへも日帰りで行く事もできるので、是非足を運んでみたいと思っておりました。しかしこのコロナ騒動で、今回の一時帰国は大事を取って泣く泣く止める事にしました。まだ日本に行ったことがない夫もとても楽しみにしていたのですが、小さい子供も一緒なので、無理はしないでおこうと言う決断に至ったのです。2月中旬頃はオーストリアではまだ全く緊迫感はなかったので、日本の新聞等の報道を見て判断しました。

一時帰国を取り止めた当初は、やはり心配しすぎたかな…などと、全くいつもと変わらぬ日常を送っているオーストリアの人々を見て思ったものです。しかし3月下旬の今、ヨーロッパの方がむしろ日本より緊迫感がある様になってしまったと言っても良いかもしれません。

急にワインの話からタイムリーなコロナの話になってしまいましたが、今日この頃、コロナと言う名を聞かない日はないので、少し私たちの生活にあった変化についても書き記しておこうと思ったのです。しばらくして、ああ、あの時は大変だったね。と、また日常に戻れる日が遠くないことを祈るばかりです。

と、話があっちこっちに行ってしまいました。次回私たちはいつ日本に一時帰国するかまだ分からないですが、その時には是非日本のワインどころ巡りもしてみたいです。

まとめ

ワイン好きな方にとってはオーストリアのワイン畑がこんなだと言われても、今更新しいことはないかもしれません。今回上4枚の写真を通してワイン畑の四季折々の変化が良く分かるのではないかと思います。

収穫の時の、葡萄がたわわになっているワイン畑も、もちろん美しいですが、春の芽吹きや夏の青々としたワイン畑も、どの季節も違った良い顔をワイン畑は持っています。どの季節でも、私はこの美しい光景に心を癒されます。こんなストレスの多い時こそ、自然の力に癒されたいと思う方も多いのではないかと思います。とは言え、都会に住んでいてなかなか自然に触れることの無い方にも、この写真を見て少し癒されて頂けたら嬉しいです。

次回はワイン畑の仕事についてのブログを書こうと思っていますので、どうぞお楽しみに!!

 

 - オーストリア, オーストリアワイン, ビオワイン, ヨーロッパ, ワイナリー, ワイン, 旅行, 海外生活, 環境, 自然

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