Manablick

オーストリアのビオワイン農家に嫁いだ元ピアノ講師、高田マナのブログ

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ドイツのワーホリはどんなだったか ①

      2016/01/02

年が明けて2016年になりました。一年って早いものですね。昨年秋まで私はワーホリのビザでドイツに滞在していました。この一年は私の人生の中で一番早いものでした。そして新年の今日、昨年までの事を振り返り、ふと気がついた事があったのです。

昨年を振り返ると何も後悔が無い!

やれるだけの事はやったという充実感

ワーホリの一年で、

「もっとあれもこれもやっておけば良かった」という後悔は何も無い事に気がつきました。こんな事、私の今までの人生ではありませんでした。それだけ充実した一年を送れたんだと思います。

何をやったから充実したと感じられたのかを具体的に挙げてみようと思います。

① 園芸のAusbildungを始めた

まず一番に挙げるのもちろんこれ、Ausbildungをする事になったことです。Ausbildungは昨年の9月に始まりました。私のワーホリビザは10月までだったのですが、何の問題も無く始められました。ワーホリビザは就労する事も出来るのが本当に素晴らしい点だと思います。(現在私は新しいビザの取得で苦戦中ですが。その経過もブログに書いてます。今後もビザが取れるまで記録を残すつもりです。)

② Prakutikum (プラクティクム)も体験できた

Prakutikumとはドイツ語でインターンシップの事です。インターンシップといっても、私の場合は現在働いている会社で2週間のお試し期間でした。なので仕事内容は現在やってる事と全く同じでした。しかし実際に働く前にPrakutikumをして、仕事内容がどのようなものか、同僚はどんな人達かなどを知る事が出来たのはとても良かったです。2週間Prakutikumをした事で、実際自分がこの会社で働いた時の事を想像しやすくなりました。

③ 半年間語学学校のIntensivコース(集中コース)に通えた

そしてドイツ語についてです。

昨年2月から8月までベルリンで語学学校に通いました。2月から7月までは公立のVHS(ホルクスホッホシューレ)、8月の一ヶ月間はAlexderPlatzにある私立の学校に通いました。

VHSの様子は以前のブログで少し紹介しました。ここでは色々な国々から来たクラスメイトと出会う事が出来、友達も出来ました。とても好きなクラスだったのですが、公立のため8月は授業が全くありませんでした。Ausbildungが始まる9月までに少しでもドイツ語を上達させたかった私は、この8月だけ私立の語学学校に通う事にしたのです。

日本では全くと言っていい程ドイツ語をやってこなかったので、私のドイツ語は全てベルリンの語学学校で学んだという事になります。学校の授業に全く不満が無かった訳ではないですが、授業料も安く、様々な同級生達に出会えたのは、本当にかけがえの無い経験でした。

④ ベルリンの大学も受験した

Ausbildungを始めた今となっては随分前に感じますが、昨年3月にベルリンの音楽大学に願書と録音音源を提出しました。つまり大学受験をしました。3月に願書を提出したのですが2ヶ月以上も合否の連絡が来ませんでした。なかなか来ない合否の通知を毎日待ち続け、心ここにあらず、の状態が結構長く続きました。しかしその2ヶ月という時間があったおかげで、自分の将来の事を考える事が出来ました。その時は仕事もしておらず、考える時間はたっぷりあったのです。色々考えた結果「音楽では無く、植物関係の道に進もう」と決意したのです。もともと私は植物が大好きだったのです。これも書くと長くなりそうなので、また他の機会になぜそう思い立ったか書こうと思います。

⑤ 2回引っ越しをした

引っ越しも人生初でした。

私は10ヶ月間程兄夫婦達と一緒に住んでいました。ドイツに来てからまず兄夫婦の家に転がりこんだのですが、3人で住むのにはちょっと狭かった上に、兄達も引っ越したいと思っていたらしいので、私がドイツに来たタイミングで(正確にはドイツに来てから1ヶ月半後ほどに)3人でベルリン内で引っ越しをしました。

そのあとAusbildungをベルリンでは無い街でする事が決まったので、私だけ引っ越す事になりました。これは人生で初めての家族と一緒に住まない生活の始まりでした。一人暮らしではなく、ドイツでは良くあるWG(ヴェーゲー)というルームシェアをしています。他人と一緒に住むって、大変かな?と思ってましたが、想像以上に毎日楽しいです。

 まとめ

細かい事を挙げれば上記の5つ以外にやった事は沢山あります。しかしその中でも私の中で大きな出来事だった5つの事を挙げてみました。今思い出すと、色々懐かしい事ばかりです。

昨年の5月にベルリン近郊の田舎にて。ドイツの春は緑が本当に美しく本当に感動しました。このドイツの春に心を動かされて園芸の道に行く事に決めたと言っても過言ではありません。

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 - Ausbildung, ワーホリ, 自然

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