Ausbildung/Berufsschuleでの授業を紹介:植物学ー植物の呼吸について
植物の呼吸(異化作用)
・まず始めに異化作用とは→生体内の物質交代において、複雑な化合物をより単純な物質に分解する反応。この異化作用により生物はエネルギーを得る。
植物の呼吸とは
まずは少し分かりやすい様に、光合成と呼吸が比較してある表から。
| 光合成 (同化作用) | 呼吸 (異化作用) |
| ・緑の植物の部分のみ | ・全ての生きている部分 |
| ・クロロフィルの中で行われれる | ・ミトコンドリアの中で行われる |
| ・日中のみ | ・昼夜問わず |
| ・物質の増成 | ・物質の分解 |
| ・光エネルギーの蓄積 | ・光エネルギーの放出 |
| ・二酸化炭素の摂取 | ・酸素の摂取 |
| ・水の摂取 | ・水と二酸化炭素の放出 |
日中は光合成の働きが盛んなので呼吸はほとんど目立たないが、呼吸は昼夜を問わずに行われている。
植物の呼吸とはどのようなものか
生きて行く上で植物も人間や動物と同じ様にエネルギーを必要とする。そのエネルギーを植物は光合成によって得ている。そしてその光合成によって、太陽の光をブドウ糖として蓄えている。どのようにして植物はブドウ糖の中の蓄えられたエネルギーを遊離させるのか。
ひとかけらのブドウ糖を焼くとエネルギーは熱(熱エネルギー)となり遊離される。植物の場合は呼吸を通して、同じ様に遊離が行われる。
すべての生き物、そう植物も、有機物質の中に蓄えられたエネルギーを、利用出来る形に変化させるために、呼吸をしなくてはならない。
呼吸の際、光合成と反対のプロセスが行われる;ブドウ糖は酸素から二酸化炭素、そして水の摂取をしている時に分解される。分解されている間にブドウ糖に蓄えられた太陽エネルギーは放出される。
角砂糖と対照的に、植物はしかしながら燃焼する訳ではない。植物の燃焼は酵素によって導かれる、そのためエネルギーは徐々に放出される。
酵素は化学反応を可能、または促進するタンパク質と結びついている。エネルギーの一部は熱によって放出される。有機物質の分解の際は温度が70度又はそれ以上でバクテリアの呼吸活動によって行われる。
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